金融・カード決済の注意点として、カードが使える場合と使えない場合との2つの区別を把握しておく必要があります。カード決済による金融システムの利用は便利なものですが、そもそもカードが使えなければ意味がありません。カードが利用できない場面は意外と日常的な場面にもあります。例えば、デビットカードは敷居が低くて入手しやすい反面、利用しにくい場面もありますので注意しましょう。

デビットカードを使えない場合として、代表的なのが高速道路とガソリンスタンドの支払いです。高速道路のシステムはデビットカードのシステムに対応していない状態です。デビットカードは利用時にカード会社や銀行に利用情報通知しますが、この通知システムを導入していない高速道路もあります。基本的に高速道路では使用しにくい状態にあると覚えておきましょう。

ガソリンスタンドの場合は、支払いのタイミングがデビットカードのシステムとかみ合わない為、利用できなくなっています。ガソリンスタンドの場合は給油前にカードを利用します。カード決済で金融システムにアクセスし、カードが有効なものかを判断してから給油が行われる流れです。しかし、銀行口座の預金額までは判断できませんので、ガソリン代が預金額を上回った場合は引き落としができなくなります。

この為、ガソリンスタンドではデビットカードが利用できない場合があります。ただし、高速道路もガソリンスタンドも、デビットカードへの対応は徐々に進みつつある状況です。こうした例外を除けば、デビットカードは国内外の多くのお店で利用できますし、決済代行システムで利用するカードとしても利用できます。