カード決済や金融システムについて初めて知る方にとって、クレジットカードとデビットカードとの違いは、分かりにくいものでしょう。そこで、両者の違いを把握する為に比較をしてみるのがお勧めです。これからカードを所有して、カード決済で金融システムを利用しようと考えている方が覚えておいた方が良い知識ですから、申請前に把握しておきましょう。クレジットカードとデビットカードとの大きな違いは、借金をするか預金を利用するかです。

クレジットカードは与信枠の範囲で利用できますが、これは一時的に借金をする形です。後に請求が来て、請求額の分だけ支払う事になります。一方、デビットカードは銀行口座の預金の範囲内で利用できます。利用直後に銀行口座から代金が引き落とされますから、銀行口座に手を入れて現金を取り出す感覚で使えるでしょう。

この他にも細かな違いが多くありますが、基本的にクレジットカードは所有する敷居が高く、全ての方が利用できるとは限りません。年齢制限として18歳以上、安定収入が必要不可欠です。敷居が高い分、特典も有利なものが多くあります。例えば、キャッシュバックとして利用額に応じてポイント等が還元されますし、利用できる範囲も広いものです。

一方、デビットカードは銀行口座を開設している方であれば、高校生から入手できます。ただし、クレジットカードに比べるとキャッシュバックが無かったり、あっても少ない還元率であったりと、不利な面は否めません。高速道路やガソリンスタンドでの支払いに利用できない事もあります。カード決済や金融システムを知るにつれ、クレジットカードとデビットカードは似たようでいて、実は特徴の異なる全く別のカードだと気が付くものです。

両方を所有して使い分けているという方もいるように、必ずしもどちらか1つに絞る事はありません。メリットとデメリットをよく考えて、それぞれを賢く利用すると良いでしょう。