日本のFX業者にはゼロカットというシステムを採用しているところはありません。ゼロカットとは、もし相場が急変動して証拠金以上のマイナスを出してしまったとき、追証にならずに済むという制度です。日本の業者では証拠金が割れてしまった場合は追証(借金)となってしまいます。2011年の東日本大震災の数日後、日本円が取引量の少ない朝方に大きく上昇するという出来事がありました。
多くの日本人が円売りポジションを持っていたため、あっという間に追証になってしまった人が多数現れました。その後金融庁がレバレッジ規制をかけ、高いレバレッジでの取引ができないように段階的に変更されました。そのため相場が急変しても証拠金割れを起こしてしまうことは少なくなりました。それでも極稀に相場が急変動すると証拠金が割れてしまうことがあるため、日本のFXはハイリスクローリターンなものになってしまいました。
海外では1000倍近いレバレッジで取引ができるFX業者が多数あります。それら業者の中にはゼロカットも採用しているところがあり、相場急変時はローリスクハイリターンで市場に参加できます。もし証拠金が割れてしまっても借金になることがないので、思い切った取引ができるためです。相場が急変するのは何かショッキングなニュースが起きたときや、雇用統計、政策金利の発表、GDPの発表、要人発言などです。
経済指標の発表は毎月あるため、毎月ローリスクハイリターンな取引を狙えるのが海外FXの特徴です。
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