FXで利益を出したら申告して税金を納めなくてはなりません。税金の計算方法は、どこの会社で取引をしていたかによって分かれます。国内のFX業者を利用していた場合、申告分離課税となります。一昔前までは雑所得として扱われていましたが、2012年から税制が変わりました。

これによって高所得者は利益の半分近くを収めなくてはなりませんでしたが、利益に関係なく一律20%に変更になりました。利益が少ない場合は収める金額が増えてしまいますが、その代わり損失を出したときは翌年3年間に渡って損失と利益を相殺する損益通算ができるようになりました。申告分離課税ではその他のCFDの取引やバイナリーオプションの損益とも合算することができます。ただし株式の取引は譲渡税として扱われているため、合算することはできません。

一方海外のFX業者を利用した場合は雑所得扱いとなっています。海外のFX業者なので明細を税務署が把握することはできませんが、入出金をする場合国内の銀行やクレジットカード会社を経由することがほとんどのため、無申告でいるとバレてしまう可能性が高く、必ず申告しなくてはなりません。もし悪質な場合は追加で課税されることにもなり、余計に税金が高くなってしまいます。海外のFX業者の場合は銀行送金以外にもクレジットカードを利用できるので、カードのポイントがたまりやすくなります。

ただし出金する場合、カードでの入金があると必ずカードへ「返品」扱いとしての出金が優先されます。年をまたいでしまうと返品分が利益として扱われてしまうこともあるため、注意が必要です。